FF


「牛の体温のはかりかたって知ってる?」


      「肛門に手つっこむんですよね」


「あ、有名なんだ、これ」


      「そういえば、人間の死体の体温はかるのも同じですよ」


「えっ」


      「……」


「マジで?」


      「……肛門に入れるのは、手じゃなくて温度計です」

ちんこ

「なあ」

   「何」


「お前、ちんこでかそうな顔してるよな」

   「……は?」


「そんな照れるなよ」

   「ていうか生えてないし女だしあたし」


「俺もお前みたいにちんこでかくなりたかったなー」

   「……聞いてるの?」


「ほらほら3つ握れるぜーみたいな」

   「それ意味無くない?」


「そうだ、お前の名前『ペニス』でよくね?」

   「相変わらず安直なネーミングだよね」


「いや、敬意を表して『ペニっさん』にしよう」

   「その敬称は略すべき」


「わかったよ、ペニス」

   「聞かなくていいところだけ拾うよね」


「そんな怒るなよ」

   「怒ってない」


「もとい、いきり立つなよ」

   「言い直す必要あるの?ていうか何このデジャヴュ」


「ほら、血管浮いてるぞ、ペニス」

   「完全に言いたいだけだよね」

オナニー

 「先輩、休みの日は何やってるんですか?」

 「オナニー」

 「……」

 「お前はどうなの?」

 「……オナニーです」

 「んじゃあ、お前の名前オナニーに決定な」

 「えっ」

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 「先輩、オナニーの話はTPOをわきまえてください!」

 「お前そんなこと言うけどさ、TPOってどういうことかわかってんの?」

 「知ってますよそれくらい!」

 「へえ」

 「タイム!プレイス!……」

 「Oは?」

 「……オナニーです」

ちくびできまる

 ジュンク堂のファッションのコーナーに、目を惹く本が。


 「できる男は乳首で決まる」


 ファッションと乳首と一体何の関係があるのかと中身を見ると


 「第3章 性感帯としての乳首をつくる」


 乳首感じる俺オシャレ!!ってことなんでしょうか。ジュンク堂的には。思わず買ってしまった僕は術中にはまってるんでしょうか。筆者の乳首は成長した結果、直径・長さ6mmらしいんですけど、性感帯と引き替えに何か大事なものを失ってはいないでしょうか。


 どうでもいいんですけど表記変えるとえらいことになることに気付いたのです。
 「デキる男は乳首でキまる」
 ホモビデオのキャッチコピーですかこれは。

コミケ

 生まれて初めてコミケとやらを生で体験した。二日目、ということで女性向けの日であった。要はやおい*1の日である。思っていたほど混雑はしていない。聞いたところによれば、三日目の男性向けの日が酷いことになるらしい。

 同行者が気ままに行動する間、私は人間観察や立ち読み等にふけっていた。18禁の本を手に取る。大抵は「これで腐女子の皆さんはオナニーとかできるんだろうか」といったレベルのシロモノであったのだが、ちゃんと性描写がされているものもある。しかしながら、ディテールに疑問が。

 「その体位は無理なんじゃないのか」といったレベルのものはさておき、一番ひどいと思ったのは「ちんこが裏表逆」であった。より正確に言えば、亀頭が逆に装着されているのである。それでは平常時には裏筋が前に来てしまうだろう。

 一体どうしてそんなことになってしまうのだろうか。その最大の原因は、やはり制作者サイドに正確な知識がないことであろう。見たことがなければ調べるしかないのだろうが、彼女たちが調べるに当たって最も身近な資料は、同業者の描いた同人誌であったのかもしれない。そして、その同人誌が、もしちんこ裏返しだったとしたら。

 そう考えると、最初にちんこを裏返しに描いた者の罪は重い。そのせいで、今日も、そしてこれからも、日本のどこかで裏返しのちんこは拡大再生産され続けていくのである。



 個人的には、ちんこを裏返しに描くという奇怪な風習は是非とも継続していただきたいと思う。「私、実物を見たことがありません」ということを読者に人知れずカミングアウトする踏み絵として。

*1:やめて おしりが いたいから の略

 ピンクのナースコスのケバいねーちゃんのいる店で、5000円でヌいてもらいました。目隠しされながらだったので超ドキドキ。でも力任せにやるから痛かったし血も出た。


 抜いたのは下の親知らずです。


 痛み止めと抗生物質などを渡されて帰宅。傷口が痛み出してきたので痛み止めを服用したが、飲み物がないことに気付き階下の自販機まで買いに行く。しかしそこで選んだ果汁100%ジュースが滅茶苦茶滲みて死去←今ココ