暗記術

 唐突だが、タイピングが好きだ。本音を言うと、今すぐにでも、試験勉強を投げ出してe-typingだのtypewellだのTOD*1だのやっていきたい。というか実際やっている。
 結果として、我ながら面白いほどに自分の首が絞まっている。
 そういえば明日はテストだったような気がする。


 それはそうと、暗記作業というものは蓋し苦痛を伴うものである。覚えられないのなら何回も紙に書き下し、あるいは音読し、いずれにせよその作業は不毛なものだ。そこで私は提案したい。タイピングを暗記に活用すべきなのだと。
 音読する、という行為は耳や声帯に記憶させるためのものだと私は捉えている。紙に書く、という行為も、その言葉を手に覚えさせるためのものだと思う。
 そうすれば、覚えるべき文章をひたすらタイプし続ける、という行為は暗記のための手段として、正当化されてしかるべきだろう。指で覚えてしまえばよいのである。趣味と実益を兼ねて一石二鳥といえる。
 試験会場で単語を見たとたん、指がキーボードを叩くように宙を舞えば完璧だ。


 ただ、その光景は周りから見たらかなりキテる人なのかもしれない。宙を舞う指先、周囲の白い目、そしてますます学部で孤立していく私。
 結構本気で思いついたのに結局こういう結論である。

*1:Typing of the Deadの略