日常の狂気

 ある日、麻雀を打っているとき。

 やたら配牌が良く、2順目でスーアンコ聴牌。あまりの好調さに違和感を感じつつも、とりあえずリーチをかけてみた。白と何かのシャボ待ちだったのだけれど、白は1順目に1枚出ていたから、むしろリーチをかけることで出やすくなるんじゃないか、と期待して。

 そのときの牌姿は、

 ⑤⑤⑤33白白③③西西西

 確かこんな感じ。うろ覚えだが。

 その時、違和感の原因に気が付いた。

 いや、1枚足りないから。圧倒的に1枚足りない。

 さすがに、お前何年牌を握ってるのか、と自分で自分を罵倒したくなる。